高血圧症
高血圧症は、脳卒中と心疾患の最大の危険因子です。
健診などで血圧が高いといわれた場合、
まずご家庭での血圧測定、生活習慣の改善、
それでも血圧が高ければ降圧薬の内服などをおすすめします。
高血圧を放っておかずに、治療をして、合併症が起こらないように
予防することは、健康に長生きしていただくためにとても大切です。
現在、わが国において高血圧症の方は約4300万人いらっしゃると推定されています。
その中で、適切に血圧がコントロールされているのは、わずか1200万人です。
残り3100万人の方は、自分が高血圧であるか知らない(1400万人)、
知っていながらも治療がされていない(450万人)、
治療していても目標に達していない(1250万人)方々です。
年齢や他のご病気の有無によって、降圧目標は異なりますので、
ぜひお気軽にご相談いただければと思います。
また、二次性高血圧症として、ホルモン異常により
高血圧となっていることもありますので
血圧がとても高い方は、ホルモンの検査もおすすめしています。