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ボトックス膀胱壁内注入療法

★過活動膀胱の新しい治療★

ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法(ボトックス療法):保険診療

・A型ボツリヌス毒素(ボトックス)を膀胱壁(排尿筋)に注射することで筋弛緩作用を有し、過活動膀胱による様々な症状を改善する治療法です。

・行動療法や飲み薬・貼り薬で十分な効果が得られない場合、または副作用などの理由で治療継続が難しい場合に行います。

・ボトックスは、過活動膀胱、神経因性膀胱をはじめ、さまざまな疾患の治療薬として世界90か国以上で認可されています。またこの治療は、過活動膀胱だけでなく、様々な疾患の治療薬として世界90ヵ国以上で認可されており、日本でもまぶたや顔面のけいれん、首や手足の姿勢異常、腋窩多汗症、斜視などに対して治療薬として用いられています。

・当院でも、局所麻酔での日帰り手術ですることが可能です。膀胱鏡で見ながら膀胱壁に薬を注射することで、膀胱の筋肉を緩め、異常な収縮をおさえます。

・効果は2~3日であらわれ、4~8ヶ月持続します。効果が弱くなりましたら、再度治療することが可能です。

・手術の所要時間は麻酔も含めて30分以内です。

・お薬でも治らない頻尿、尿失禁でお困りの方は我慢せずに、当院までご相談ください。

1.活動膀胱とは

過活動膀胱とは、[急に尿意をもよおして、何回もトイレに行ったり、トイレに間に合わず尿をもらしてしまったりする病気]のことをいいます。過活動膀胱はよく見られる病気で、高齢者であるほど頻度が高く、高齢化社会の日本では現在1000万人以上の患者数がいると推測されています。過活動膀胱の治療はまず生活指導(水分の取り方、便秘の改善、減量、今飲んでいるお薬の見直しなど)、行動療法(尿意切迫感を少しだけ我慢する)を行い、その後、飲み薬による治療を行います。しかしこれらの治療でよくならない場合があります。

2.ボツリヌス療法とは

 

A型ボツリヌス毒素(ボトックス)を膀胱壁に注射することで筋弛緩作用を有し、過活動膀胱による頻尿・尿失禁などの症状を改善する治療法です。

行動療法や飲み薬・貼り薬で3か月以上治療しても十分な効果が得られない場合や副作用などの理由で治療継続が難しい場合に行います。

過活動膀胱に対してボツリヌス療法が日本の保険診療として認可されたのは2020年ですが、すでに世界90か国以上で使用されており、その効果と安全性は証明されております。

 

過活動膀胱と診断されてお薬の治療をされているのに、症状が良くならずにお困りではありませんか?

・急にトイレに行きたくなる

・尿が我慢できずにもれてしまう

・日中にトイレに何度も行く

・夜中にトイレのために何度も目が覚める

お薬の治療でも上記の症状が治らない方は、ぜひ当院へご相談下さい。

3.ボトックス療法の効果とその持続時間はどのくらい?

効果の程度や持続期間には個人差がありますが、通常は治療後2~3日で効果があらわれ、過活動膀胱では4~8ヵ月、神経因性膀胱では8~11ヵ月にわたって持続します。効果がなくなってきましたら、再投与を行います。治療につきましては医師にご相談ください。

4.治療についての注意点、副作用は?

ボトックス療法は対症療法であり、薬剤の効果が無くなれば再投与が必要になります。効果の持続は通常4~8ヶ月で、通常は1年に1~2回の治療を行います。再投与の時期は個人差がありますので、医師にご相談ください。

副作用として、排尿困難・尿閉(5~9%)、尿路感染症(5%)、血尿(3%)があります。

抗凝固剤を使用されている場合は事前に中止をお願いする場合があります。

アミノグリコシド系の抗生物質、パーキンソン病の治療薬、筋弛緩薬、精神安定剤などは術後

その効果が強くなる恐れがあります。

挙児希望の場合、術後2回の生理が終了するまで避妊してください。

アレルギーの出現(発疹、吐き気、息苦しさ)、筋力の低下症状、痙攣等があればすぐに連絡してください。

5.以下の方は、ボツリヌス療法を受けることが出来ません。

ボツリヌス療法を受けることができない方

未治療の尿路感染症がある方

・残尿が100㎖以上の方

・閉塞隅角緑内障の方

・妊娠中、授乳中、妊娠予定の方

・全身の筋力低下を起こす病気がある方

・施術後の排尿困難が発生した場合に自己導尿に同意出来ない方

6.薬で治らない過活動膀胱でお困りの方はご相談ください。

つらい頻尿、尿失禁は、毎日の生活の質(QOL)を著しく低下させます。ボトックス療法によりトイレを気にしない普通の日常を手に入れることができるかもしれません。泌尿器科専門医である院長が対応しますので、まずはお気軽にご相談下さい。

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