インフルエンザ予防薬が処方可能です(自費診療)
インフルエンザ予防投与とは
●インフルエンザ患者と濃厚に接触した方が、発症する前にインフルエンザ予防薬を内服することで、インフルエンザの発症を抑える方法です。
●ご家族がインフルエンザにかかり予防したい方、入学試験、大切な行事や仕事など絶対に休めない時にインフルエンザ薬の予防投与が可能です。
●予防薬は保険診療では認められていないため、自費診療となります。
●家庭内でインフルエンザ患者に接触した後にタミフル(オセルタミビル)を服用すると、84~89%の発症予防効果があることが報告されています(JAMA 2001; 285: 748-54)。
●お薬に100%の予防効果はありませんので、うがい、手洗い、マスクの着用など、基本的な感染対策も併せて行ってください。
当院での対応について
インフルエンザ予防薬を院内処方しております。
【費用】タミフル 1日1回1カプセル、10日分:8,000円(税込)
【対象】成人および幼児(体重37.5kg以上)
タミフルの添付文書で推奨されている、予防投与の対象者は以下の通りです。
- 高齢者(65歳以上)
- 慢性呼吸器疾患または慢性心疾患のある方
- 代謝性疾患のある方(糖尿病など)
- 腎機能障害のある方
※受験や仕事のために服用を希望される場合は、本来の適応範囲外の使用となりますが、内服可能です。
【内服のタイミング】 インフルエンザ患者との接触後、48時間以内に服用を開始してください。
【受診のお願い】お薬を服用されるご本人が必ず受診してください。
原則、1人1箱です。
【予約方法】 お電話あるいはWEBでご予約ください。
WEB予約の場合は、備考欄に「インフルエンザの予防投与希望」と記載してください。
平日:16時まで内科、16時以降泌尿器科
土曜日:泌尿器科
※ 院内にタミフルの在庫がない場合や、後発品の薬剤をご希望の場合は院外処方となります。
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インフルエンザ予防薬の副作用
タミフル(オセルタミビル)の主な副作用は以下の通りです:
- 下痢(0.9%)
- 腹痛(0.6%)
- 悪心(0.5%)
- 嘔吐、発疹 など
重篤な副作用(頻度不明):
- ショック・アナフィラキシー
- 肺炎
- 劇症肝炎 など
【医薬品副作用被害救済制度】
薬剤の添付文書に基づいて使用した場合、副作用が発生しても医薬品副作用被害救済制度により保障を受けられます。
ただし、受験や仕事のために服用を希望される場合は適応範囲外の使用となるため、制度の保障が受けられない可能性があります。この点を十分ご理解いただき、医師と相談のうえご自身の判断で服用をご検討ください。