尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは、性器に発生する一種の「いぼ」です。
病原体はヒトパピローマウイルスで、主に性行為による皮膚・粘膜病変部との接触で感染します。
症状
ウイルスに感染してから症状が出るまでの潜伏期間は3週間~8ヶ月(平均約3ヶ月)です。
しかし、感染していても症状が出ないケースもあります。
性器や肛門周辺などに、先の尖ったイボのような腫瘍が多発し、時にはまるで「カリフラワー」のように見えることもあります。
痛みはほとんど無く、軽度の痒みや違和感程度のことが多いです。
診断
独特な形態をしているため、ほとんどの場合は、病変部を観察するだけで診断がつきます。
治療
➀外用薬(ベセルナクリーム5%)
塗り薬による治療では、週に3回、就寝時に塗り、翌朝洗い落とします。
病変周囲まで広く全体に塗るため、見えない病変も治療できるメリットがあります。
②液体窒素を用いた凍結療法(当院では行っておりません)
③電気メスや炭酸ガスレーザーなどによる切除(当院では行っておりません)