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亜急性甲状腺炎

亜急性甲状腺炎とは?

甲状腺内に炎症がおき、甲状腺組織が壊れる病気です。そのため、甲状腺組織内に貯留されていた甲状腺ホルモンが血中に流れ出て、血中の甲状腺ホルモンが上昇します。感冒の後に起こることがあります。時間はかかりますが自然に炎症はおさまり、甲状腺ホルモンも低下していきます。

 

症状は?

炎症により、発熱と痛みを伴う甲状腺の腫れがおきます。また、甲状腺ホルモンが過剰になるため、甲状腺中毒症の症状として、全身倦怠感、動悸、多汗などが出現します。

 

治療法は?

熱や頸部の痛みを和らげるために抗炎症薬を投与します。症状が強い場合は、必要に応じてステロイドを使用します。ステロイドにより痛みや発熱が改善しますが薬を早く減らしたり、急に中止すると、症状がぶり返してしまうことがありますので、ご自身の判断では中止しないでください。症状がよくなれば、薬を徐々に減らし、中止します。動悸や息切れなどの甲状腺中毒症状が強いときは、β遮断薬をあわせて使用します。

 

経過は?

炎症は数週間~数か月で落ち着き、抗炎症薬やステロイドは不要になります。また、上昇した甲状腺ホルモンは徐々に低下し正常になりますが、甲状腺内の甲状腺ホルモン枯渇のため、その後に一時的に甲状腺ホルモンが不足すること(甲状腺機能低下症)があります。甲状腺機能低下症は一過性のことが多いのですが、背景に慢性甲状腺炎(橋本病)がある場合は、甲状腺機能低下症が続き、合成T4製剤(チラーヂン錠)の内服が必要となる場合もあります。このような経過があるので、炎症とともに甲状腺機能が正常になった後も、甲状腺ホルモンの推移の確認が大切です。

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